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北大オーケストラ定期公演 「 オルガン付き」


北大オケ定演パンフ

↑北大オケ定期演奏会のパンフ。
連休2日目(11月2日:日曜日)。
今日楽しみにしているコトがある。Kitaraで北海道大学のオーケストラ演奏会を聴くことだ。

北海道大学交響楽団
公式ウェブサイト: http://circle.cc.hokudai.ac.jp/orchestra/

いま講師をさせてもらっている学校に招待券がまわってきて、それをいただけることになった。ラッキー♪
そんなことで夕方イソイソと家を出て地下鉄で中島公園駅まで。そこから公園内をしばらく歩くとKitaraだ。

札幌コンサートホールKitara(キタラ)
公式ウェブサイト: http://www.kitara-sapporo.or.jp/

Wikipediaでの解説によるとKitaraの名前の由来は

  • ギリシア神話の音楽神アポローンが奏でた竪琴「キタラー」に由来。
  • キタラーの音色は「調和」を表現していた。
  • また、きたえーる(北海道立総合体育センターの愛称)
  • のようにキタラーと「来たら?」をかけたとも言われている。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C…..だそうな。

    そういえば北海道にはそんなの多いなぁ。
    ノルベサ http://www.norbesa.jp/ とか
    つどーむ http://www.sspc.or.jp/shisetsu/tsudome/index.html とか。

    コンサドーレ札幌だって「道産子(ドサンコ)」由来だしね。

    ・・・ちょっと脱線しました。

    開場の18:30近くだってのはあったけど、キタラに向かう人が多いなぁとは思っていた。
    キタラに着くとちょうど開場時刻。
    エントランスには入場を待つ長蛇の列。
    いや~こんなすごい人出は5月に来たシエナ・ウィンドオーケストラ(プロ吹奏楽団)の定期演奏会を思い出させる。

    さてさて、早く良い席とらないと。
    いまのワタシのお気に入りは3階の舞台向かって右側の手すり沿い。
    ここからだと指揮者のタクトを振る様子やホルンの構えている様子がよく見えるから好きなんだ。
    手すり沿いなので、やや高い位置からの眺めになるけれどステージ全体がよく見通せていい。
    開演まで席に座ってTOEICの問題集を解いていたりする。

    いつの間にか開演前のブザーが鳴った。見回すと、すごい~、9割方座席が埋まっている。
    3階席もそれからオケ後ろの席も全部だ。
    学生が多いが一般の市民の方も多くお見受けする。人気のプログラムなんだな。

    今回の定期演奏会のプログラムは次の通り。
    1 都ぞ弥生(北大寮歌)
    2 歌劇「魔笛」序曲(モーツァルト)
    3 合奏曲 小品 二題 静と動(川越守)
    4 交響詩「野鳩」(ドボルザーク)
    5 交響曲第3番ハ短調 作品78「オルガン付き」(サン=サーンス)
    アンコール カヴァレリア=ルスティカーナから「間奏曲」(マスカーニ)

    パンフレットを見ると、団員数100人以上!すごい大所帯なオケなんだ。
    だから、曲ごとに団員がたくさん乗り降りしている。

    1曲目の「都ぞ弥生」。
    北大恵迪寮(けいてきりょう)の寮歌だそうな。
    この曲だけコンサートマスターの学生が指揮をする。
    歌詞は知らなかったけれど、曲の格調高さを感じたような気がする。

    2曲目からは川越守氏の指揮で。
    北大オケHPでの川越氏の略歴を拝見すると1932年生まれだから今年で76歳!
    長い指揮棒をお使いになっているのが印象的。アウフタクト(拍子のとるタイミング)や打点はわかりやすく、音を合わせやすいだろうなぁと思った。
    北大オケの創立当時からのご活躍。50年以上もの間北大オケとともにいらっしゃるのかぁ。
    これだけの多くの人が聴きに来るのももっともだな。
    60歳70歳を過ぎてもかくしゃくと活躍される人をみるとすごいなと思う。

    ひと月ほど前、札幌吹奏楽団の定期演奏会を聴きに行ったときもそうだった。
    そのときの客演指揮で来られていたのが保科洋氏(ほしなひろし)
    ワタシが高校2年生の時の吹奏楽コンクールで課題曲のひとつだったのが保科氏作曲の「風紋(ふうもん)」。
    初めて聴いたときに背筋がゾクゾクとした衝撃はいまも忘れない。
    その保科氏も今年で72歳。
    その年齢を感じさせない溌剌とした指揮と背筋をピンとのばして歩かれる様子にとても感銘を受けた。

    ・・・またまた脱線。
    どの曲も団員さん一生懸命練習したんだな、そう感じさせる演奏だった。
    ドボルザークの曲は、ホルンセクション、良い音色でまとまっていたな。
    モーツァルト、ドボルザークそれぞれの作曲家のカラーを表現できた演奏だったと思う。

    そして、「オルガン付き」。
    この曲を初めて聴いたのは、高校の吹奏楽コンクールだったように思う。
    この交響曲の終楽章(2楽章後半のマエストーソ~)をコンクールの自由曲にして演奏する学校や団体が多かったんだ。
    10年以上コンクールのこと知らないけれど、いまもそうなのかな?
    終楽章(2楽章)は知っていたけれど、1楽章はもしかしたらこれが初めて聴いたことになるのかも。
    ほぼ満員の大ホール。
    演奏する方はとっても緊張するのだと思うけれど、時間をやりくりして練習してきたんだな、アインザッツが良く合った演奏だったと思う。
    ちょっとしたミスはご愛敬。

    2楽章後半のマエストーソ。
    出だしがパイプオルガンのf(フォルテ)がとても力強く。
    パンフの解説を読ませてもらうと、サン=サーンスは神童と呼ばれ、その類い希なる才能を発揮した人物だがいろいろな不幸も背負っていたらしい。
    そんな不幸を超えて、自分の人生のすべてをつぎこんでこの「オルガン付き」は書かれたという。

    ↓アメリカの大学の演奏ですが、パイプオルガンとオーケストラの協演がよく分かる動画です。
    【Youtube】第2楽章(終楽章)抜粋(演奏:St.Olaf大学オーケストラ)
    ※マエストーソは1分35秒~

    kitaraのパイプオルガンはステージ背面に造りつけになっていて、奏者は指揮者に背を向けて演奏する。
    だから、よぉ~く見ると鍵盤の上にモニターが付いていて、それでオケと演奏を合わせるようになっているんだな。
    何度聞いてもこのマエストーソの部分は背筋がゾクゾクとしてくる。
    オケとオルガンのサウンドにのって、大ホールいっぱいに満ちるエネルギー。ベートーベンの運命や歓喜の歌とはちがう色で「生きることへの希望」を歌い上げているように思う。
    とっても良い時間が過ごせた、そう思える演奏だった。

    そして、アンコールはカヴァレリア・ルスティカーナから「間奏曲」。
    名曲中の名曲だ。
    吹奏楽にも編曲されているし、ワタシも何回か演奏したことがあるけれど、やはりこの曲はオーケストラで聴くのがいい。
    しかも今回はパイプオルガンも協演していた。
    弦楽器の透き通るような音色にパイプオルガンのふくよかさがプラスされてとっても素敵だった。
    このアンコール曲を聴けてとても幸せな気分だった。
    来年札幌に居られれば、また聴きに来たいな。

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